徐寅「貢余秘色茶盞」
翠[みどり]と青が融合し みごとな色合い新しく
窯から出し立ていただいた 君が贈ってくれた杯[はい]
巧みな陶技 名月を 映す春方[はるべ]の水のよう
チョット施す薄氷[うすらい]の 釉は緑の雲のよう
錆びを磨いたいにしえの 鏡が机に乗っており
若い蓮花が露に濡れ 池からここへ来たようだ
かの中山[ちゅうざん]の濁り酒 これに注げば香り立つ
だが悲しいなぁ!! 病気持ち 呷[あお]ることなど出来やせぬ
一方、出光美術館も中国・明時代を中心に、皇帝・宮廷用に焼かれた官窯作品や江戸時代に海外へ輸出された陶磁器を有しており、中にはトプカプ宮殿博物館の作品の類品も知られています。 日本とトルコ共和国が外交関係を樹立して 100 周年を迎えた本年、両国の友好を記念し、トプカプ宮...
0 件のコメント:
コメントを投稿