2021年5月3日月曜日

サントリー美術館「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品」4

シンポジウム終了後、近くのハンフォードにあるクラーク日本美術研究センターで、コレクションを調査する時間が用意されており、もちろんこの「阿国歌舞伎図屏風」もそのなかにあって、とても興味を掻き立てられました。その日のことをサントリー美術館の会場で思い出したのです。

もっとも、この国際シンポジウムは別の意味でも忘れることができません。というのは、この直前、愛媛大学で開かれた美術史学会全国大会で、伊予の銘酒「梅錦」をしこたまやったのが悪かったらしく、現地で痛風の発作を起こし、まだ完治していなかったからです。生まれて初めての発作でした。

診てもらっていた東京女子医大・膠原病リウマチ痛風センター教授の山中寿さんから、再発作が起こりそうになったときの特効薬・コルヒチンをもらって、恐る恐る参加したシンポジウムだったからです。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...