もっとも、これにガーデンを加えて5つのGということもあるのですが、これはあれば望ましいといった副次的条件であって、都心のど真ん中にあるアーティゾン美術館にガーデンを求めることは所詮無理というものでしょう。
そもそもアーティゾン美術館の場合、基本的な4つは完全にして無欠といって不可なく、ガーデンの欠を補って余りあるものがあります。僕は公益財団法人・石橋財団の新美術館にかける意気込みを肌に感じながら、「コレクションの現在地」を心ゆくまで堪能したのでした。
「僕の一点」は、ヘンリー・ムアのリトグラフ作品「連作ストーンヘンジ」から選ばれた「バランスのとれたまぐさ石」と「光の裂け目」ですね。1973年の制作です。
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