2019年12月13日金曜日

中国美術学院「歴史と絵画」14



何しろ23日の旅行ですから、あっという間に最終日を迎えました。昨夜あんなに「天の藍」をやったのに、体調はすこぶる良好、目覚めるとすぐレストランへと向いました。どれもみな美味しかったのですが、ホテルのレストランでは珍しい焼き芋が、30年前の中国を思い出させてくれました。

すでにアップしたように、そのとき僕は北京日本学研究センターの講師として滞在していたのですが、旅行に出かけたとき、よく屋台で焼き芋を買って食べたからです。「烤白薯」といい、安くて美味しかったからです。どんなに美味しそうでも、屋台のナマモノは避けるようにしていましたが、焼き芋なら絶対安全です。

石焼き芋もありましたが、壷焼き芋の方が多く、「一つおくれ」というと、必ず売り子が両手で押しつぶすようにして、中身が柔らかくよく焼けていることを証明してくれるんです。我が国ではホクホクしているのが美味しい焼き芋ですが、中国ではネチョネチョしている方が好まれるんだなと分かりました。しかも芋の身が黄色ではなく白いんです。

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