2019年11月4日月曜日

パナソニック汐留美術館「デュフィ展」1



パナソニック汐留美術館「ラウル・デュフィ展 絵画とテキスタイル・デザイン」<1215日まで>(1029日)

この都内4美術館2020年企画展合同記者発表会が終ってから、階上のパナソニック汐留美術館で開催中の「ラウル・デュフィ展」で疲れをいやしました――というと、なにかデュフィを画家として軽く見なしているように思われるかもしれませんが、けっしてそんなことはありません。僕的にいえば、デュフィはだれよりも疲れをいやしてくれる画家なんです!! そこにこそデュフィの美的性格があるように感じられます。

パナソニック汐留美術館はジョルジュ・ルオーのコレクションで有名ですが、これがもしルオー展だったら、デュフィ展のように疲れがいやされることはなかったでしょう。あるいは人間の原罪を思い知らされて、かえって疲れちゃったかもしれません( ´艸`) いつものように、チラシの一節を引用しておくことにしましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

静嘉堂文庫美術館「静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」2

   このような静嘉堂の社会的貢献――いまの言葉でいえばメセナとかフィランソロピーという視点も取り入れられています。単なる静嘉堂名品展ではありません。それは中心となってキューレーションを行なった学芸員・吉田恵理さんの功績です。   「僕の一点」は宮川長春の「形見の駒図」ですね。カ...