2018年12月20日木曜日

イセ・ベトナム・シンポジウム「現代アートと伝統」14


ベトナムには「ネップモイ」という米焼酎があり、何回か僕もやったことがあります。日本で米焼酎といえば、何といっても球磨の「文蔵」ですが、「ネップモイ」には「文蔵」にないフルーティな香りがあります。今回ネップモイをやる機会には恵まれませんでしたが、日本でも容易に入手できますから、とくに残念だったというわけではありません。

しかし、ベトナムの醸造酒――つまりウォッカやネップモイのような蒸留酒ではないプリミティブなお酒をいただく機会がなかったことは、ちょっと心残りでした。「蒸留酒はどこで飲んでもよいが、醸造酒はその土地で飲むのが一番である」というのが、持論なものですから……。

ついでに言えば、「美術品は所蔵館で、地酒はその土地で!」というキャッチ・コピーも、結構うける持論です(!?) 

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...