周りはみんな酔っ払い 自分も我を忘れたり
酒盛りさらに盛り上がりゃ これ仙人のユートピア
そこに天才絵師登場 流れるごとく揮う筆
描き出したり!名山と 大きな沢の傑作を
もともと米山人はお酒を飲みませんでしたが、古稀を過ぎてから、はじめてお酒の素晴らしさを知るようになりました。酔っぱらうと天衣無縫にして豪放磊落、みずから「酔仙」と名乗りました。画品きわめて高く、しかも酔っぱらって描いた作品が一番すぐれています。
しかしこれは五味さんをはじめ、 皆さんの興味をあまり引きませんでした。むしろ資料にあげただけにもかかわらず、柳田國男「日本の祭」から抜いた一節の方がウケたようです。これこそ我ら が祭りのキモだと思って引用したのですが、総合司会の大高保二郎さんがとくに取り上げてくれたので、「ヤッタ...
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