2018年8月30日木曜日

サントリー美術館「琉球」6


先日、國華清話会・浦添市美術館特別鑑賞会についてアップしましたね。そのとき首里城オプショナル・ツアーで大変お世話になり、とても興味深いお話をしていただいたのが、沖縄美ら島財団・総合研究センターの上江洲安亨[うえずやすゆき]さんでした。

さて、いま『國華』では沖縄美術特輯号を企画しており、早く上江洲さんには宗季筆「神猫図」の解説をお願いして快諾をいただいておりました。ところが過日、上江洲さんから送られてきた資料写真のなかに、「神猫」ならぬ「真猫」の一枚があったのです。「神猫図」から抜け出てきたのかと、一瞬、目をうたがってしまいました。

「僕の一点」に宗季の「神猫図」を選んだネコ好き館長としては、是非ともこの「真猫」を紹介し、「饒舌館長」ファンを驚かせてみたいものだと思いました。そこで上江洲さんにはご無理をいって、この栄誉ある機会を頂戴したというわけなんです。



0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...