2017年6月13日火曜日

中村賞2


僕は近世絵画史を山根有三先生に学びましたが、古代絵画史は秋山光和先生に教えてもらいました。秋山先生は青邨画伯のお嬢さんである日出子さんと結ばれました。7年ほど前、日出子さんは中村眞彦・まり子さんご夫妻とともに、財団法人・前田青邨顕彰中村奨学会を設立されました。中村まり子さんは、秋山先生ご夫妻のお嬢さん、つまり青邨画伯のお孫さんにあたります。

前田青邨顕彰中村奨学会の目的は、日本美術の発展に寄与することですが、中心となる事業に、すぐれた日本画家の育成を目指す「中村賞」があります。秋山先生ご夫妻からお声をかけていただき、僕も「中村賞」の選考に微力を傾けてきました。本来は財団の運営にももっと参加しなければならない立場なのですが、こちらは中村さんご夫妻に任せっぱなしで、恥ずかしいかぎりです。

今年、その「中村賞」が第6回を迎えました。選考にあたっては、まず選考委員会が構成され、僕もそこに加えてもらいました。これまで通り、選考対象者は日本美術院に所属し、同人、招待、初入選を除いた前途有望な作家とし、春と秋の年2回開催される院展に入選展示される作品を審査対象とすることになりました。

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