2025年11月9日日曜日

三井記念美術館「円山応挙」3


  そんな応挙の画風は瞬く間に京都画壇を席巻し、当代随一の人気画家となりました。そして、多の弟子たちが応挙を慕い、巨匠として円山四条派を形成することとなりました。 

豪商三井家が応挙の有力な支援者であったことから、当館には良質な応挙作品が複数収蔵されています。このうち本展のために、国宝「雪松図屏風」を筆頭とする優品を選び展示いたします。さらに各所に所蔵される重要な作品を加え、応挙が創り上げた革新的な絵画世界をお楽しみいただきます。 とくに今回は、香川・金刀比羅宮様のご厚意により、北三井家五代・三井高清が資金援助をした、重要文化財の表書院障壁画のうち二十面の展示も実現いたしました。 

1 件のコメント:

  1. 大阪中之島美術館の長沢芦雪展でご挨拶させていただきました。串本出身で卒論で先生の芦雪試論を引用させてていただいた越村です。

    円山応挙展行ってきました。素晴らしかったです。雪松図屏風は一昨年クリスマスに見学して、人がほとんどいなかったのでじっくり見れて気がつくと感動で涙が流れていました。なので今回は藤花図屏風絵の展示日に行きました。

    今年、実習を終えて学芸員の資格を取り、美術館見学に別の視点が持て趣味を楽しんでいます。先生のブログで勉強しています。ありがとうございます。

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サントリー美術館「NEGORO」13

ここで 僕が とくに 興味深く感じるのは、男性である狩場明神 の上に金剛界大日如来が、女性である丹生明神の上に胎蔵界大日如来が配されていることです。 つまり 金剛界が男性と、胎蔵界が女性と結びつけられている の です 。    2017年春から初夏にかけ、三井記念美術館で特別展 ...