もちろん僕一人でできるはずもありません。一緒に調査をやったのは、河合正朝、榊原悟、木村重圭、安村敏信、田島達也、佐々木丞平、ティモシー・クラーク、佐藤康宏、成澤勝嗣の諸氏でした。アン・ニシムラ・モースさんをはじめ、ボストン美術館の学芸員さんが、スムーズにいくよう完璧に準備してくれたことも忘れられません。
基本的に3人1組となり、一人は作品係、一人はノート係、一人はカメラ係と決め、「ハイ次、ハイ次」という感じでドンドコやりました。さすがの饒舌館長も、無駄口をたたいているヒマなどありませんでした(笑) もっともその頃は、まだ「饒舌館長」と名乗っていませんでしたが……。
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