2020年1月2日木曜日

服部南郭の春の詩2



高き台[うてな]に登り見る 輝き昇る太陽は

我が日本の真青[まさお]なる 大海原の東から

家々から出る炊煙にゃ 春の気分が満ちており

すべての木々を春の風 やさしく揺らす江戸の町

可愛い小鳥は楽しげに さえずり鳴いているけれど

群れからはぐれ飛ぶ雁は 故郷へ……帰心矢のごとし

もともと春という季節 これほどまでに素晴らしい

白髪をかこつ老人を なぐさめるためなんかじゃない!!

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