十数年前、『國華』に谷文晁に関する拙論を寄稿するため、寛政文晁の優品「山水図」を調査させてもらいに、山形美術館にお邪魔したことがあります。その時うわさには聞いていたこの吉野石膏コレクションをはじめて拝見して、一人ひとりの画家の最高傑作ともいうべき作品が抜かりなく選ばれていることに、一体どうやって集めたんだろうと驚かずにはいられませんでした。
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出光美術館<門司>「水墨画の巨匠たち 雪舟から鉄斎まで」9
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一般的には明の士大夫・鄭彦 ていげん が松竹梅図の嚆矢といわれているけれども、唐の時代には描かれていたことが明らかだと、紫雲先生は李邕詩の発見を誇っていらっしゃいます。もっとも鄭彦は、明じゃなく宋の人のようですが……。 この『松竹梅の美術史』は鹿島美術財団の助成を受けて出...

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