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2019年7月19日金曜日

山種美術館「速水御舟」10


*速水御舟「今の私の気持」(『美之国』 昭和103月号)

此頃は筆を持つのに、以前と違って、「間伸び」があるように感じます。写生を離れて、書けるという気持で す。以前は、写生したものに直ぐに即いて書かなければならないような気持でいましたが、それが今では、例えば菊でも梅でも去年写生して置いたものを季節を外れて――菊なら菊、梅なら梅に即かないでも書ける、即かないでも書いて見たい心持になっています。以前には、空想では書けなかった。自分の眼で見たものを其の時に書かなければ、書けなかったのですが、それが近頃では「間伸び」がしたとでも申しましょうか、空想でも書けるようになっています。狭い所から広い所へ出たような感じです。

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荻生徂徠の賛酒詩がスゴクいい❣❣❣ 『荻生徂徠全詩』3<東洋文庫>饒舌館長ベストテン 6

  荻生徂徠「楽寿君侯の早春の高作 落梅花を賦す に 和し奉る」  花咲く梅の古き木の 東の宴席 曲水に  浮かぶ杯 美酒たたえ たけなわの春  映したり  風に花びらヒラヒラと 散るさまにふと興 覚 ゆ  一体いずこの笛の音に 誘われ飛んでゆくのやら