2025年6月25日水曜日

6月の詩3

 

清・袁枚えんばい「銷夏の詩」

  衣冠束帯 脱ぎ捨てて 役人生活 辞めてから 半年近くになりました

  水が澄んでて雲深き 佳境で花に囲まれて 眠っているのさのんびりと

  いつも心に描いてた 夢に見ていた無位無官 そんな楽しい生活を

  誇ってやるぞ!!友達に 時は水無月 炎天下 あくせくせずともいいことを

 人間の感情を何よりも重視する清新性霊派の領袖詩人・袁枚――その面目躍如たるものがありますね。もっとも僕にとっての袁枚は、青木正児の『華国風味』で知ったグルメにして酒仙であった袁枚の方ですね()

0 件のコメント:

コメントを投稿

今や北斎・広重とともに「風景版画の3H」とたたえられる川瀬巴水を中心とする新版画展が三菱一号館美術館で開催中です!! 16

大正12年 1925 10月 12 日、巴水は102日間の大取材旅行に出発しました。 9月1日に起こった関東大震災により、巴水は188冊のスケッチ帖すべてを失ってしまいました。渡邊版画店も罹災、版木と新版画のほとんどが烏有に帰してしまいました 。   失意の 渡邊庄三郎は 、 失...