李白「少年行」
長安・五陵のかぶき者 西の市場の歓楽街
白馬に置いた銀の鞍くら またがり春風 切って行きゃ
落花も馬蹄にしだかれる 今日は何処いずこへ洒落込むの?
笑い声上げにぎやかに 胡姫こきの酌する酒場へと……
前に紹介した串田久治・諸田龍美さんの『漢詩酔談』(大修館書店 2015年)にも、すごくいい戯訳があります。とくに「笑って入ったその先は 異国娘のバーの中」という結句には脱帽ですが、僕は李白の「胡姫」をそのまま生かすことにしました。
実はさる 3 月 29 日の土曜日、この「桜 さくら SAKURA 2025 」展にちなんで、「桜を描いた名品佳品 饒舌館長ベストテン」と題する講演を、いや、口演をやらせてもらいました。会場は山種美術館から歩いてすぐのところにある國學院大學院友開館、足元のよくないなか、 1...
0 件のコメント:
コメントを投稿