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2025年4月6日日曜日

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」5

 

 桜と相性がよい文学は和歌でしょうが、漢詩だって負けてはいません。先に紹介した渡部英喜さんの『漢詩花ごよみ』に江戸末期に鳴った漢詩人・藤井竹外の七言絶句「芳野」が載っています。またまたマイ戯訳で紹介することにしましょう。

  古き陵みささぎ――松柏まつかしわ つむじ風受け吼えている

春の爛漫 山寺に 尋ねりゃ桜は散ったあと

  雪の眉毛の老僧が 箒ほうき持つ手を休めつつ

積もる落花に囲まれて 昔語りは吉野朝よしのしょう

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