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2025年4月12日土曜日

下川裕治『シニアになって、ひとり旅』3

 

 千葉の土気とけにあるホキ美術館では、写真以上にリアルでエロティックな女性裸体画を、雑念に煩わされることなく純粋に芸術作品として観賞できる年の功に気づいて、「ホキ美術館はシニア向けの美術館」であるという結論に達するのです(!?)

 「暗渠化が進むのは、1964年に開かれた東京オリンピックを前にした頃だった。清潔で美しい国際都市・東京。少しでもその姿に近づけるために、東京都は悪臭を放つ川にふたをしていった……それが暗渠化の現実のように思う」――これは「オリンピック済むまで我慢の立ち小便」という立て看の発想とチョッと似ているかな?

 第4章「苫小牧発仙台行きフェリー」は小田実の『何でも見てやろう』と吉田拓郎の「結婚しようよ」を思い出させてくれました。両方とも感動しながら読み、感動しながら歌った名作ですから……。


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以上、おもに松長有慶氏の『密教・コスモスとマンダラ』によって、密教やそのイメージ化である曼荼羅が、感覚主義的であり、象徴主義的であり、現実肯定 主義 的であることを明らかにしました。もちろんこれは松長氏の密教 論であるわけですが、94年の生涯を密教研究に捧げつくした松長氏の見解に...