実はもう一枚、青磁の小皿を愛用しています。かつてつとめていた京都美術工芸大学の学園祭のとき、学生が開いた作品ショップで求めた小皿です。この大学には、京都伝統工芸大学校と京都建築大学校が併設されています。いや、この二つの大学校から発展して、京都美術工芸大学が誕生したんです。
これは京都伝統工芸大学校の学生が焼いた小皿です。小皿といってもやや大振りで、高麗青磁を思わせる落ち着いた色合いに心惹かれます。さすが美術教育を受けた学生の作品だけあって、先にアップした三田青磁よりチョット洒落た感じがします。
このような静嘉堂の社会的貢献――いまの言葉でいえばメセナとかフィランソロピーという視点も取り入れられています。単なる静嘉堂名品展ではありません。それは中心となってキューレーションを行なった学芸員・吉田恵理さんの功績です。 「僕の一点」は宮川長春の「形見の駒図」ですね。カ...
0 件のコメント:
コメントを投稿