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2023年5月16日火曜日

『國華』池大雅特輯号4

 

 池大雅が大成した絵画ジャンルを、文人画と呼ぶべきか、はたまた南画と称すべきか、いまだ結論は出ていないようだ。我が『國華』についてみれば、最初の論考は瀧精一氏の「文人画説」(二一六号 一九〇八年)で、その後瀧氏は講演をまとめた『文人画概論』(改造社 一九二二年)を発表している。

おもに中国文人画を論じたものだが、我が国の場合も文人画と呼んでいる。これに対し、田中豊蔵氏は「南画新論」(二六二号~ 一九一二年)を七回にわたって連載、中国を中心に論じながら、日本の場合もこれを南画と名付けている。のちに田中氏は「日本南画」という一文を執筆することになる。


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