しかし、みずからは決して表舞台に立つことなく、町子さんと長谷川家を陰で支え続けたそうです。そして平成24年(2012)1月29日、94歳でお亡くなりになりました。
『長谷川町子の漫畫大會 町子・戦中の仕事』の巻末に、長谷川町子美術館館長・川口淳二さんのインタビュー記事「『お姉さま』と『町子ちゃん』の昭和 町子を支えたもう一人の天才・長谷川毬子」が載っています。川口さんは昭和60年(1985)長谷川町子美術館がオープンしたときから責任者となり、平成24年からは館長をつとめていらっしゃいます。その記事のなかで、川口さんは次のようなエピソードを披露してくれています。
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