お二人が共同で執筆した「没後190年 木米という文人について――木米の前半生の再検討――」も、これまでの定説や通説を打ち破る刺激的論文です。これからの木米芸術と木米伝の研究は、すべからくここに発することになるでしょう。
このカタログには、饒舌館長も求められるまま「識字陶工木米と竹田・山陽・雲華・小竹」というエッセーを寄稿しました。あくまで「文人」という観点から木米を見直そうとする、本展の趣旨に沿って書いたのですが、結局木米と金蘭の友との関係をただおさらいするような結果になってしまいました。
大英博襖絵の裏が米国・シアトル美術館の襖絵《琴棋書画仙人図》だったことは以前から知られていた。本展では、これら離れ離れになった絵が日本に里帰りし、150年ぶりに再会する。その感動的な場面に、私たちは立ち会えるのである。 近世絵画史研究の泰斗、 故・土居次義先生は、大英...
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