2021年9月28日火曜日

近藤先生の面白授業4

 

近藤さんはそのカタログに「沈南蘋と長崎派系画譜」というすばらしい論考を寄稿しています。僕が書いた「光琳百図の基底」もけっして悪くなかったかな( ´艸`)

 近藤さんとより一層親しくなったのは、十数年まえ、木村重信先生から声をかけていただき、民族芸術学会に入会してからでした。すでに大ヘンシンを遂げ、時には中国服を身に着けて登場する近藤さんと飲み、おしゃべりすることが本当に楽しかった!! 

近藤さんの中国旅行は、僕のなんかとはスケールが違いますから、聞いていると愉快この上なきものがありました。近藤さんはあ~見えて(!?)、本質的にはシャイですから、あえて聞き出すといった感じでしたが……。

0 件のコメント:

コメントを投稿

すみだ北斎美術館「北斎をめぐる美人画の系譜」5

   もっとも僕は、かの狂歌絵本『隅田川両岸一覧』を文化3年(1806)の出版と考えるので、この年までを宗理型美人(狂歌絵本)時代としています。そして滝沢馬琴との合作ともいうべき読本の傑作『椿説弓張月』が出版され始めた文化4年から、還暦までを読本時代と名づけています。ちなみに『花...