南宋・趙師秀「客と約す」
梅の実 黄色になる季節 みんなの家も梅雨[つゆ]に入る
池の堤にゃ草茂り 蛙の声があちこちで……
約束してた友だちは 夜中を過ぎてもまだ来ない
一人パチリと碁石 打ちゃ 刹那に灯心 燃え落ちる
愛用する『能・狂言事典』(平凡社 1987年)から、「高砂」の「鑑賞」を引用することにしましょう。 編者のお一人である羽田昶さんは、能謡曲にまったく無知であった僕を親切に教導してくださった恩人です。 「光琳と能」「宗達と能」といった拙論をまとめることができたのも、ひとえに羽田さん...
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