「僕の一点」はオーギュスト・ルノワールの「森の散歩道」、またのタイトルを「ル・クール夫人とその子供たち」という作品です。キャプションに1870年作とありましたから、ルノワールは弱冠29歳、我が国立西洋美術館所蔵の傑作「アルジェリア風のパリの女たち」よりさらにさかのぼる、ごく初期の作品です。
まだ印象派風の筆蝕分割も見られず、一見ルノワールの作品とは分かりませんが、モスグリーンの画面に得もいえぬ微かな光が感じられて、すごくいいんです!! 何よりも小さなタブローなので、我が家の玄関にも飾れそうなのが、すごくいいんです!!(笑)
さらに、思い出につながる「僕の一点」をあげさせてもらえれば、カミーユ・ピサロの「ロンドンのキューガーデン 大温室前の散歩道」(1892年)ですね。
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