2019年4月2日火曜日

静嘉堂文庫美術館「春のコンサート」6


その音色をとおして、マサキの草笛という子どものころの思い出と結びついたために、「春のメドレー」が一番印象深かったのかもしれません。いずれにせよ、「クィンテット レグロ」の演奏する木管楽器は、日本の曲にこそふさわしいように感じられたのです。この日帰宅するとき、近所のお宅のマサキの葉を失敬して草笛を作り、思い切り鳴らしてみました。もう完全に70年前のボクでしたね()

演奏終了後、皆さんが館長室を訪ねてくださいました。残念ながらちょっと曇っていて、霊峰富士を仰いでもらうことはできませんでしたが……。5人とも大学院の博士課程だそうですが、若さというのは、もうそれだけで素晴らしい。ポール・ニザンの名言は、逆説としてのみ成り立つのだと思います。いずれにせよ、もちろん僕にもそういう時代があったのです()

0 件のコメント:

コメントを投稿

鏑木清方記念美術館「築地明石町」1

鎌倉市立鏑木清方記念美術館「あの人に会える! 清方の代表作<築地明石町>三部作」    11月30日で終わっ てしまいましたが 、 やはり清方の「築地明石町」はいい絵だなぁと感を深くしました。 2019年冬 、竹橋の国立近代美術館で 44年ぶりにこの「幻の名画」が 公開され、話題...