しゃべっているうちに、おたがいフォークソングが趣味であることが分かったので、それじゃー一度一緒にやってみようよということになりました。夕方、仕事が終わって僕がヤマハの安ギターを抱えて図書館を訪ねると、貴兄がやおらギターケースから取り出したのは、フェンダーの12弦ギターでした!!
その調弦を聞いただけで、これは僕とレベルの違うプロはだしだとすぐ分かりましたが、もう引っ込みはつきません。聞くと貴兄は、立命館大学の学生時代、フォークソングにはまってしまい、かなり熱中したとのことでしたね。
基本的に僕のは正調アメリカンフォークであり、そのあとのアメリカンニューフォークですが、10歳ほど若い貴兄は、ベーヤン伊勢正三や、先日亡くなったはしだのりひこに代表されるジャパニーズフォークでした。「あんたのは軟弱フォークだ」なんて悪態をつきながら、それぞれ得意の持ち歌を披露すれば、もう<青春プレーバック>という感じで、盛り上がらないはずがありません。
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