しかし不思議なもので、しばらくやっていると、どうしても人前でやりたくなるのがフォークソングです。いや、音楽というものでしょうか。だからこそ、カラオケがあんなに流行ったのでしょう。
ちょうど大学全体の期末懇親会が蹴上のホテルで行われる予定があったので、その余興に3曲やらせてもらうことにしましたが、デビューにはグループ名が必要です。二人の名前を英語にして、「ウッディーリヴァー」にすると決まるのに、30秒とかかりませんでした。
しかし時間の関係で3曲だけというので欲求不満がつのり、秋の学園祭で5曲やらせてくれとねじ込みました。なにしろ学長からのお願いですから、学園祭実行委員会もノーとは言えなかったのでしょう( ´艸`) 即刻OKが出ると、今度は今まで以上に熱が入ります。
僕が”Early Morning Rain”と ”Four Strong Winds”を、貴兄が「なごり雪」と「22歳の別れ」をやり、最後に二人で”Where Have Flowers Gone”――「花どこ」を合唱することにして練習を重ねました。そうこうするうちに、ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞するというニュースが飛び込んできました。もう”Blowin’ in the Wind”をやらないわけにいきません。
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