律詩の一
東から西 咸宜園 その近辺を散歩する
南の方へまた北へ 家があったら一眠り
どこへ行っても座布団は 必ず置いてあるがゆえ
歩き疲れてくたびれて 飽きちゃったらば一休み
木々の葉っぱは風に舞い 窓のスダレに引っかかり
垣根にゃ菊が傲然と 花を咲かせる今は秋
ようやく病も癒えたけど 好きなお酒は飲めないし
この幽愁からどうすれば 逃れることができるやら
彦山
高くそびえる英彦山よ 望めば山気盛んなり
天気晴れれば建物が こずえの向こうに出現す
日は暮れ果てて境内に 人っ子一人いなくなり
空に昇った香煙が 峰に漂う雲となる
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