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2024年3月14日木曜日

サントリー美術館「織田有楽斎」4

 NHKの人気番組「英雄たちの選択」のキャッチコピー「その心の内に分け入ってみよう!!」を、織田有楽斎に適用したらどうなるかというのが、本特別展のコンセプトみたいですね。しかしもう一つ大切なコンセプトがあるようです。正伝永源院住職・真神啓仁老師のあいさつには、つぎのような一節があります。

戦乱の世において数奇な運命に翻弄されながらも、現代まで伝えられてきた有楽斎の功績や遺構、想い、そして生き方を学ぶ中で、「逃げの有楽」と揶揄されてきたことに釈然としない想いを抱くようになりました。そこで、今までとは違う角度から有楽斎という人物を捉え直すべきだという強い想いが、本展の開催へと繋がりました。

 

2024年3月13日水曜日

サントリー美術館「織田有楽斎」3

さらにその後、信雄のぶかつ(信長次男)に仕え、家康と秀吉の講和を調整するなど存在感を示したものの、信雄が改易されると今度は秀吉の御伽衆に加わります。関ヶ原の戦いでは東軍として参戦、戦後も豊臣家に仕えましたが、大坂夏の陣の前には家康の許可を得て主人から離れました。織田、豊臣、徳川の三天下人に仕えて時流を乗り切り、75歳までの長い人生を過ごした彼の心中には、どのような思いがあったのでしょうか。

 

2024年3月12日火曜日

サントリー美術館「織田有楽斎」2

有楽斎こと織田長益ながますは天文16年(1547)、織田信秀の子、信長の弟として生まれました。信長、秀吉、家康のもと、武将として活躍し、晩年には京都・建仁寺の塔頭である正伝院を再興、隠棲し茶人としてその名を残します。正伝院内に建てた茶室(如庵)は国宝に指定され、各地に如庵の写しが建てられました。……文化人・有楽斎として名高い一方、武士・長益には悲観的なイメージが付きまといます。天正10年(1582)本能寺の変では、二条御所に籠る主・信忠(信長長男)が切腹した一方、自らは御所を脱出したことから、京の人々には「切腹をすすめておいて、逃げた男」と揶揄されました。

 

2024年3月11日月曜日

サントリー美術館「織田有楽斎」1

 

サントリー美術館「400年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」<3月24日まで>

 織田有楽斎うらくさい――僕にとっては、何といっても茶室「如庵」の作者ですね。昭和54年(1979)、名古屋大学に着任すると間もなく、許可を得て犬山の有楽苑にある如庵を見に行ったことが忘れられません。もっとも本当の目的は如庵じゃ~なく、旧正伝院書院襖絵の長谷川等伯筆「四愛図」だったんですが、如庵も一緒に拝見したことは言うまでもありません。

その有楽斎が元和7年(1621)75歳で没してから400年――節目の遠忌を記念して、この特別展が京都文化博物館とサントリー美術館で開かれることになったんです。まずはカタログの主催者あいさつを引用しておきましょう。

2024年3月10日日曜日

MR.OLDIES「熊倉貞武君お別れ会」7

荒木とよひさ作詩・南こうせつ作曲「男が独りで死ぬときは」

 男が独りで死ぬときは 持ってゆくものは何もない

 春なら桜の樹の下で 冷やの酒などあればいい

 面白かった人生だけど 生まれた前に帰るだけ

 さらば友よAh~一足先に 借りはむこうで返すから

  男が独りで死ぬときは 残す言葉など何もない

  秋なら落葉の縁側で 座ぶとん枕があればいい

  いい夢見てた人生だけど 戻らぬ旅が続くだけ

  さらば妻よAh~二足後れ いつかゆっくり逢いに来い

   この世は終る人生だけど 心のままに生きただけ

   さらば友よAh~一足先に 借りはむこうで返すから

   さらば妻よAh~二足後れ いつかゆっくり逢いに来い  
 

2024年3月9日土曜日

MR.OLDIES「熊倉貞武君お別れ会」6

 

今回とくに心に沁みたのは、荒木とよひさ作詩・南こうせつ作曲の「男が独りで死ぬときは」でした。熊倉貞武君亡きあと、今回のライブは木村泰輔君とMR.OLDIESオーナー傳田啓登さんの掛け合い風デュオでしたが、その傳田さんが歌ってくれたんです。熊倉君が亡くなる少し前から、急にこの曲に惹かれて歌いだしたとのこと、みんな彼をダブル・イメージにしながら聴き入ったのでした。

熊倉君、そのうち僕も木村君と一緒にそちらにうかがいますから、できたらテネシー・ベアーズに加えてください。それまでに「Take Me Home Country Roads」と「テネシーワルツ」と「思い出のグリーングラス」をマスターしておきますから……。

2024年3月8日金曜日

MR.OLDIES「熊倉貞武君お別れ会」5

 

その熊倉君をしのびながら、彼がとくに後半生情熱を傾けたカントリー&ウエスタンを楽しみ、そして嫌いではなかったお酒も……という「熊倉貞武君お別れの会」ライブがすぐに企画されました。今回は木村君に、あの忘れられない「500マイル」を天上の熊倉君に捧げたいから、ぜひ俺にも一曲やらせてくれと、前もってお願いしておきました。

今回お借りしたのはエレクトリック・アコースティックギター、しかも天下のギブソン、僕のヤマハ・フォークギターとは音色がちがいます。熊倉君の伴奏は望んでも叶いませんでしたが、それに代って新しく加わったドラムが、マイ「500マイル」を引き立ててくれたのでした。

東博「江戸のベストアングル」はおススメの広重リバイバル第一弾展です!! 人気の北斎何するものぞ!! あなたは広重派? それとも北斎派?

東京国立博物館「内山晋コレクション受贈記念『歌川広重 江戸のベストアングル』」<12月20日まで> 歌川広重――やはり 江戸時代風景版画を代表する双璧 ですね!! もちろんライバルは葛飾北斎 です。いまは北斎人気の方が上回っているかもしれませんが、本展を発火点として広重リバイバル...