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2026年10月16日金曜日

出光美術館<門司>「水墨画の巨匠たち 雪舟から鉄斎まで」8

 

その点で指は「無用」ですが、指は日々実際に役立ち、指がなければ大典和尚もこの賛を書けませんでした。「無用之用」にならっていえば、指は「有用之無」だといってもよいでしょう。


「漫すずろに相倚る」というのは、無用之用と有用之無は何となく、仲良く昔から補完関係を保っていると解釈したのが戯訳です。つまり何かで何かを支配したり抑圧することなど不可能で、すべては持ちつ持たれつだというわけです。


これは「有無相通ず」という格言に近く、鬼面人を驚かすというような賛とはいえません。最初の質問に答えず逃げているといえば大典和尚に失礼ですが、とくに人をアッといわせる奇抜な答えではありません。この点に僕はとても興味がわいてくるのです。

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  その点で指は「 無用 」ですが、 指は 日々 実際に役立 ち、指がなければ 大典 和尚 もこの賛を書けませんでした。「無用之用」にならっていえば、指は 「有用之無」 だといってもよいでしょう。 「漫 すず ろに相倚る」というの は 、 無用之用と有用之無は 何となく、 仲良く...