その点で指は「無用」ですが、指は日々実際に役立ち、指がなければ大典和尚もこの賛を書けませんでした。「無用之用」にならっていえば、指は「有用之無」だといってもよいでしょう。
「漫すずろに相倚る」というのは、無用之用と有用之無は何となく、仲良く昔から補完関係を保っていると解釈したのが戯訳です。つまり何かで何かを支配したり抑圧することなど不可能で、すべては持ちつ持たれつだというわけです。
これは「有無相通ず」という格言に近く、鬼面人を驚かすというような賛とはいえません。最初の質問に答えず逃げているといえば大典和尚に失礼ですが、とくに人をアッといわせる奇抜な答えではありません。この点に僕はとても興味がわいてくるのです。
その点で指は「無用」ですが、指は日々実際に役立ち、指がなければ大典和尚もこの賛を書けませんでした。「無用之用」にならっていえば、指は「有用之無」だといってもよいでしょう。
「漫すずろに相倚る」というのは、無用之用と有用之無は何となく、仲良く昔から補完関係を保っていると解釈したのが戯訳です。つまり何かで何かを支配したり抑圧することなど不可能で、すべては持ちつ持たれつだというわけです。
これは「有無相通ず」という格言に近く、鬼面人を驚かすというような賛とはいえません。最初の質問に答えず逃げているといえば大典和尚に失礼ですが、とくに人をアッといわせる奇抜な答えではありません。この点に僕はとても興味がわいてくるのです。

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