そこで伊原青々園の『歌舞伎年表』を見たところ、明和2年説が正しいことを知りました。この年の11月1日から市村座で、顔見世「降積花ふりつむはな二代源氏」が演じられ、終りに「詰ニ、文字太夫浄るり『蜘蛛絲梓弦』」と書かれているからです。明和2年は鈴木春信らが錦絵を創案した、浮世絵史上エポックメーキングな年でした。なお「蜘蛛絲梓弦」は金井三笑ら5人の合作のようです。
歌舞伎ですから、幕間にお弁当を美味しくいただきましたが、桟敷のオッサンは旨そうに一杯やっています。やはり菱川師宣が屏風に描いたような、江戸歌舞伎の伝統は抜かりなく生きているんです( ´艸`) こんなことがロイヤル・シェークスピア・シアターでも許されるのかどうか、知りたいと思いながら家路についたことでした。

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