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2025年10月24日金曜日

追悼シンポジウム「高階秀爾館長と大原美術館」8


  尊敬して止まぬ文人画家・祇園南海が「五老峰図」を描いたとき、李白の「廬山の瀑布を望む」を心に浮かべていたことは指摘するまでもありません。しかし、五老峰から一望千里の風景を写生する虎次郎の頭上にも、李白が降臨したことでしょう。僕は李白の絶唱を中国語でつぶやくように暗唱しながら、はじめて観る虎次郎の「廬山図屏風」の前にしばしの間じっと立っていました。

 日に照らされる香炉峰 たなびく霞は紫だ
 遥か向こうに川が見え 瀧が一条かかってる
 ほとばしる水 垂直に 落下すること1000メーター
 空のてっぺんから落ちる 天の川かと間違えた    (マイ戯訳)

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