梅――王安石「夜直」
金の香炉の香 尽きて かすかに聞こえる水時計
風音たてて吹く微風 時々止むけどうそ寒い
春の愁いが募り来て 眠ることさえ出来ません
月は西へと傾いて 欄干に射す梅の影
とくに応永年間、熱狂的 に愛好されたので、応永詩画軸 などと呼ばれることもあります。 詩画軸のことを勉強するときには、必ず『禅林画賛 中世水墨画を読む』 ( 毎日新聞社 ) という本を手元に置かなければなりません。そして監修者である島田修二郎先生の論文「室町時代の詩画軸につい...
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