2024年10月5日土曜日

東京都美術館「田中一村展」6

 

真に心を動かされる画家、鳥肌が立ちときに目頭が熱くなる画家、そしてこういう生き方はゼッタイ真似ができないなぁと、尊敬の念とともにちょっと忸怩たる思いにさせてくれる画家――田中一村が遺した不屈の情熱の軌跡に打たれ、終了時間とともに会場をあとにしたことでした。

かつて南宋のネコ詩人・陸游にオマージュを捧げ、20首もあるといわれるネコ詩の何首かを紹介したことがあるように思います。もちろんマイ戯訳で……。田中一村の「一村」という号は、それまでの「米邨」に替えて、陸游の七言律詩「山西の村に遊ぶ」から自分で選びとったようです。これまたマイ戯訳を掲げれば……。

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