2024年8月25日日曜日

大木康『山歌の研究』2

 

中国では労働人民の歌であるといわれ、また妓院娼楼の歌であるともいわれ、見解は大きく二つに分かれるそうですが、大木さんは『山歌』の一部だけを取り上げて論じるからそうなるのだと、批判的に指摘しています。

こういうむずかしい点になると、僕の出る幕はありませんが、男女の愛情や恋情を直截に、赤裸々に、ちょっとエロティックに、あるいはコミカルに歌ったものが多いことはだれでも分かります。いや、この『馮夢龍<山歌>の研究』をみる限り、すべてロマンティックな恋歌、あるいはセクシーな艶歌であるように思われます。しかも「饒舌館長ブログ」には、チョット引用が憚られるような猥歌さえあるんです( ´艸`) 

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