「教えてください寿老人 いかに除かんこの愁い」
老人笑って「我を見よ 髪の毛すべて真っ白だ
ましてオマエの人間界 除去する術すべなどあるもんか
だが妙案を君がため!! 飲んで赤子あかごに返るんだ!!
自他の区別は三杯で 毀誉きよは五杯で忘却せん
そうすりゃ<道>に通じるし 月日も自由にできるんだ
ただ酔っ払え!! 醒めちゃダメ すすり泣いても効果なし
すぐに帰って酒を買え!! この言げん帯に書いておけ!!」
友松は晩年、桂宮家を創始した智仁 ともひと 親王のもとにしばしば出入りし、押絵の注文などを受けていたことが、記録から明らかになっているからです。畏友・河合正朝さんの『友松・等顔』<日本美術絵画全集 11 >(集英社 1978 年)によると、桂宮淑子 すみこ 関係の記録にある「...
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