大窪詩仏「『酒は独ひとり飲む理ことわり無し』を賦し得たり」
掃愁箒そうしゅうそうとは酒のこと 釣詩鈎ちょうしこうとも呼ばれます
落ち込んだらば飲んでごらん でも独酌じゃ~効果なし
詩を詠むときも独酌じゃ~ すぐれた詩なんかできません
「酒 酒を飲む」というように 注ついで注がれて盛り上がる
酒の池など欲しくない 酒粕さけかすの丘――それも要らん
酒仙なんかは望みません 酔郷王となることも……
愛用する『能・狂言事典』(平凡社 1987年)から、「高砂」の「鑑賞」を引用することにしましょう。 編者のお一人である羽田昶さんは、能謡曲にまったく無知であった僕を親切に教導してくださった恩人です。 「光琳と能」「宗達と能」といった拙論をまとめることができたのも、ひとえに羽田さん...
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