2023年12月9日土曜日

北原白秋『明治大正詩史概観』2

もちろん中西進さんの『万葉集 全訳注』<講談社文庫>は家蔵し、『万葉集』といえば必ずこれを引用するところです。しかし北原白秋の『明治大正詩史概観』は、聞いたことがあるようにも思いますが、読んだことはありませんでした。高階秀爾さんのお話をうかがいながら、これは読まなくちゃ~いかんと思ったことでした。

アマゾンで検索しましたがヒットしないので、「日本の古本屋」にアクセスすると、改造文庫の1933年オリジナル版が出ているじゃ~ありませんか。即ゲットして一気に読了しました。さすが高階さんが取り上げるだけのことはあるなぁと、心に深く残る内容でした。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

皇居三の丸尚蔵館「近世の御所を飾った品々」6

 友松は晩年、桂宮家を創始した智仁 ともひと 親王のもとにしばしば出入りし、押絵の注文などを受けていたことが、記録から明らかになっているからです。畏友・河合正朝さんの『友松・等顔』<日本美術絵画全集 11 >(集英社  1978 年)によると、桂宮淑子 すみこ 関係の記録にある「...