「子曰く、……」の箇所には『論語』の読み下しが掲げられていますが、チョットむずかしいので、貝塚茂樹先生の現代語訳(中公文庫)をみることにしましょう。
先生がいわれた。
「弟子たちよ、どうしてだれもあの『詩経』を習わないのか。『詩経』によってものを譬えることができるし、風俗を察することができるし、友となって励ましあうこともでき、政治を批判することもできる。近いところでは父につかえ、遠いところでは主君につかえ、鳥や獣類、草木の種類を覚えるのに役立つものだ」
ここで改めてこの蓋の松をみると、 松原や 松林のごとく松の木をずっと描き並べてあるわけじゃなく、はっきりと左右に分かれていることに気づきます。それはまるで遠く離れた高砂の松と住吉の松に見えてくるではありませんか。 右側が高砂の松、左側が住吉の松ということになるでしょう。 少...
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