ある県の長官である徐聖可が持っていたこの揚補之双幅に、士大夫の楼鑰ろうやくが七言絶句を2首、賛として書き加えたそうです。マイ戯訳で紹介することにしましょう。
誰が植えたか枝まばら 古雅なる岸辺に梅の木を
苫とまを押しやり眺めれば 俗を離れた清らかさ
竹薮から出た梅一枝いっし――その素晴らしさ見てごらん
きっと心に江南の 春の愁いが満ちるだろう
「融大臣 とおるのおとど × 伯楽天」は お能( 謡曲 ) のペア です。融大臣とは 平安前期の公家歌人・ 源融 です。 「 百人一首 」 に選ばれる「陸奥 みちのく のしのぶもぢずりたれゆゑに乱れそめにしわれならなくに」は人口に膾炙 するところです 。源融は京都の六条河原...
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