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2023年8月24日木曜日

出光美術館「しりとり日本美術」4

 

これが契機となって企画された特別展は、空前にして絶後の原羊遊斎展だといってよいでしょう。実はこのとき僕も、「原羊遊斎と江戸文化人」という講演をやらせてもらったので、とくに忘れがたい展覧会になったのです(笑)

 原羊遊斎は酒井抱一と無二の親友でした。郷家さんは先の「評伝 原羊遊斉」に「酒井抱一との関係」という一章をもうけ、羊遊斎が著名な蒔絵師になったのは、抱一の支援によるところであったことを指摘されています。

 今回「僕の一点」に選んだ羊遊斎の「草花蒔絵四方盆よほうぼん」も、抱一の下絵をもとにした作品です。ですから羊遊斎は、抱一が愛用した「抱一」朱文重郭方印を、朱漆でていねいに描き加えているんです。

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