京都 都の西北に 鳴滝なるたきなる村あったとさ
砂底 浅く石 多く――そこを清すがしき水 流る
小さな橋のあるあたり かまどの煙が立ち昇り
多くの家が茅葺きの 軒を接して建っている
この里村を心から 愛した人がかつて住み
出自を隠して自分から 我「陶隠士」と名乗ってた
桜と相性がよい文学は和歌でしょうが、漢詩だって負けてはいません。先に紹介した渡部英喜さんの『漢詩花ごよみ』に江戸末期に鳴った漢詩人・藤井竹外の七言絶句「芳野」が載っています。またまたマイ戯訳で紹介することにしましょう。 古き陵 みささぎ ――松柏 まつかしわ つむ...
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