荻生徂徠「支機石」
女媧じょかが直した天の破やれ そのあと残った岩や石
銀河の流れのあちこちに ニョキニョキニョキニョキ顔を出す
ある日 彦星やって来て 連れてる牛の角みがき
織姫その石 何気なく 機はたの台座に持ち帰る
夜昼よるひるなしに織り上げた 雲の錦もそのお陰
八月 銀河へ筏いかだにて 石を抱えて帰還せり
人に語って聞かせても みんな疑い信じません
隕石いんせき五つ宋に降る――『左伝』の話はウソなのに……
このような静嘉堂の社会的貢献――いまの言葉でいえばメセナとかフィランソロピーという視点も取り入れられています。単なる静嘉堂名品展ではありません。それは中心となってキューレーションを行なった学芸員・吉田恵理さんの功績です。 「僕の一点」は宮川長春の「形見の駒図」ですね。カ...
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