荻生徂徠「猗蘭台いらんだいに集う。韻を金の字に分かたる」
宴うたげにゃ賓客 本多邸 夏の日差しも翳かげるころ
水無月なれど襟元に 快い風 吹き渡る
豪壮華麗な大広間 歌声 響き渡るあと
才華あふれる詩が続き もちろん酒もジャカジャカと……
高雅な「白雪」――真価 知る 宋玉みたいな文人や
絶対 お金じゃ釣られない 郭隗かっかいみたいな高士たち
みんな詩文や学問で 互いに親しき友となる
世俗 侮蔑ぶべつの心情が 酔えば酔うほど高揚す
目出度い雪が彼方まで 驚くほどに降り積もり 目出度い雲が天上の 果てまで暗く してる けど 地上はまるで満月の 夜かと疑う明るさで 山には白雲 棚引いて きらめく朝日を 浴び てる よう 舞うがごとくに降る雪は ひらひら 散って...
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