諸橋轍次博士の詩は、真面目なお人柄そのものです。漢詩集『止軒詩艸』には、つぎのお屠蘇を詠んだ「庚戌元旦」を除いて、賛酒詩を見出すことができないようです。ましてや閨怨詩や艶詩などは……(笑)
暦 変われば新年だ!! 曙あけぼのの色 清々し
眼まなこを照らす窓の梅 屠蘇の盃 影 映す
今年も一つ年を取る――なんどと君よ言うなかれ!!
老化も止まって蘇よみがえる 逆に赤子の純心が……
実はさる 3 月 29 日の土曜日、この「桜 さくら SAKURA 2025 」展にちなんで、「桜を描いた名品佳品 饒舌館長ベストテン」と題する講演を、いや、口演をやらせてもらいました。会場は山種美術館から歩いてすぐのところにある國學院大學院友開館、足元のよくないなか、 1...
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