2023年3月22日水曜日

サントリー美術館「木米」10

 

この6口は煎茶碗ですが、饒舌酒仙館長にとってはもちろん猪口ですね。月曜から土曜まで、毎日異なる猪口で異なる銘酒を堪能し、日曜は休肝日とすれば最高じゃ~ありませんか。いや、日曜も気に入った一碗を選んで飲んじゃうことになるかな()

木米といえば、古典的にして基本的なモノグラフに、脇本楽之軒らくしけんの『平安名陶伝』(洛陶会 1921年)があります。改めて家蔵本をみると「非売品」とありますから、かの『近世絵画史』の著者・藤岡作太郎と姻戚関係に結ばれていた松風嘉定しょうふうかじょうが主宰する洛陶会の配り物だったのでしょう。秋田に生まれた内藤湖南が題箋をしたためていることも、同郷人としてぜひ書き加えておきたいと思います。



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