2023年2月11日土曜日

東京美術俱楽部「富士山 芸術の源泉」口演7

今日の研究的収穫はじつに大きいものがありました!! 畠堀操八さんが聞きに来てくださったからです。畠堀さんは富士の村山古道を復元して、現代によみがえらせた富士山のオーソリティです。3年ほど前、畠堀さんの人間的魅力と汗の結晶ともいうべき著書『富士山・村山古道を歩く<新版>』を、「饒舌館長ブログ」で紹介いたしました。もう一度アクセスしていただければ、うれしく存じます。

 畠堀さんはいま「近現代富士山データベース」の構築に、全力で打ち込んでいます。「体力と脳味噌のどちらが先に尽きるか」と冗談を飛ばしながら……。このオーソリティが、一番前の席で饒舌館長の口演を聞いてくださったんです。感激しないはずはありません。 

0 件のコメント:

コメントを投稿

静嘉堂文庫美術館「静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」5

  この長春筆 「形見の駒図」は、「世継曽我」の虎御前と化粧坂の少将を、当世風の美人に移し変えて描いた見立て絵 ということになります 。 先の山本九兵衛版『世継曽我』の挿絵 も 当世風美人になっているのですが、 このような見立てが近松浄瑠璃の「世継曽我」においてすでに完成している...