2023年2月7日火曜日

東京美術俱楽部「富士山 芸術の源泉」口演3

 

しかしこれだと饒舌館長の場合、はじめの方でしゃべりすぎ、あとの方は駆け足になっちゃうんです。いや、ひどいときは途中で打ち切りということになります。

去年は「静嘉堂@丸の内 饒舌館長ベストテン」みたいな口演をずい分やりましたが、最初に出てくる国宝「倭漢朗詠抄 太田切」を延々としゃべるために、最後は尻切れトンボという仕儀に相成ります。いくら注意していても根が饒舌館長ですから、そうなっちゃうんです。

仕方がないので、この間やった口演では、司会者にスライドは3分で必ず次に進んでくださいとお願いしました。しかし司会者としては、やはりしゃべっている饒舌館長にソンタクせざるを得ないらしいんです()

0 件のコメント:

コメントを投稿

静嘉堂文庫美術館「静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」5

  この長春筆 「形見の駒図」は、「世継曽我」の虎御前と化粧坂の少将を、当世風の美人に移し変えて描いた見立て絵 ということになります 。 先の山本九兵衛版『世継曽我』の挿絵 も 当世風美人になっているのですが、 このような見立てが近松浄瑠璃の「世継曽我」においてすでに完成している...