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2021年11月1日月曜日

サントリー美術館「刀剣」7

 

しかし、完成された日本刀は、そのような高度な技術や複雑な工程を微塵も感じされることなく、あくまで端整であり、清純であり、そして簡潔なのです。だからこそ、日本刀は日本文化のシンボリックな存在として、燦然たる光輝を放ち続けてきました。そして日本文化再評価という世界的潮流の中で、これからますます光り輝くことになるでしょう。

ここで中国・北宋の欧陽脩(1007~1072)の「日本刀の歌」を、岩波版『中国名詩選』から、例のごとく僕の戯訳で紹介することにしましょう。

欧陽脩は唐宋八大家の一人、仁宗・英宗・神宗の三代に仕えた政治家であり、また学者にして詩人でした。かつて書いた拙文「田能村竹田の勝利」では、竹田が王安石の新法に反対した蘇東坡を尊敬し、みずからをなぞらえようとしていたのではないかという仮説を提出しました。

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